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健康診断

問診票、全部はいにチェックした。受付の男性に「なめとんのかコラ」と殴られた。 身長、思い切り背伸びをしたらぐんぐん背が伸びて身長計を破壊し、更に建物の天井を突き破ってしまい、身長係の女 性に「あんたはデータラボッチかい」と笑われた。 体重、空中浮遊の術を使ったら体重が40キロになった。体重係の女性... 続きをみる

小さな虫の旅

通勤に使うバイクのミラーに、身長0.5cmの緑色の虫がへばり付いていました。会社までの距離は６km。 もし虫が無事に会社まで辿り着けたとしたら、随分な長旅になると言えるでしょう。 なぜならば、虫の身長は私の身長（167cm）の334分の１ですから、この虫にとっての世界は私よりも334 倍広いわけで... 続きをみる

車窓からの景色

子供の頃、家族で電車に乗った時は窓外の景色を眺めるのが好きでした。線路脇の家はすぐに見えなく なってしまうのに、遠くの家並みはなかなか遠ざからないのが不思議でした。幼い私は、この電車はと ても大きな円をぐるぐると回りながら走っているのかな、と思いました。今でも私は電車の窓から景色 を見るのが好きで... 続きをみる

金 の 鵞 鳥

初老の独り者、ジムの唯一の趣味。それは休日にモーターサイクルを駆る事だった。愛車は父親から譲り受 けた'60年式のボンネビル650。エンジンは彼自身の手でオーバーホールされ、走行距離は20万マイルを超 えていた。郊外のワインディングを流しながら至福の時を過ごしていたある日、ジムはふと思った。私が死... 続きをみる

三 角 の 翼

家の貧しい幸一くんは、発想が豊かな子だった。 国語や算数の成績は良くなかったが、工作の得意な幸一くんは、時折とんでもない物をこしらえた。 あれは小六の夏休み明けのことだったろうか。 夏休みの宿題の工作をみんなが学校に持ち寄った時のことだ。 幸一くんが持ち込んだのは、紙と竹と木で作られた模型飛行機だ... 続きをみる

七 本 足 君

昼近くに起床してスパゲティーを作ろうとすると、炊飯器の上の空間にクモが一匹いる。名前は知らないが 細くて長い脚を持つ、屋内でよく見かけるクモである。このクモは脚がもげやすいのか、彼（…♂か♀かは 分からないが、仮に♂としよう。）も長い前脚が一本失われている。薄暗い空間では私の目に見えない糸を 巧み... 続きをみる

カッパじゃねーし

工事業者さん、ダメだよ、お店の名前を間違えちゃ！上の看板をよく見てごらん。分からない？看板見ても分からない？じゃあ教えてあげよう。かっぱだ。平仮名のかっぱ！ これだけ言ってもまだ分からない人、いそう。

海が近くの「道の駅」

こんなことまでイチイチ書いて、貼り紙しなきゃならないんですかね。上半身裸で来る人が、年に何人いると云うのだろうか。入口でＴシャツとか販売すればいいじゃんよ。 「禁」と云う字が５つもある。

正しい一本締めの仕方

「ヨォ～」の後に「パパパン、パパパン、パパパン、パン！」を一度やるのが正しい一本締め。「ヨォ～」の後「パン！」と一回叩くのは一本締めではなく、一丁締めです。 「ヨォ～～、パンッ！」じゃ、締まらねえと思うんだが…