【友２人と半島周遊ツーリング】

朝８時50分。半島南の街道沿いにあるコンビニで友２人が来るのを待ちます。ここは以前、
営業運転をしていた頃に休憩で立ち寄った店です。次の顧客先へ行く前に、グリコカフェオ
ーレとチロルチョコをよく買ったものです。それを懐かしみながらバイクの傍らで頂きまし
た。連休三日目の朝の街道は、半島の西の岬へ向かうツーリングバイクの数も多そうです。

合流した友２人と時速50～60くらいの安全ペースで街道を西へ向かい、道の駅で最初の休憩
にしました。ここはすぐ傍に港や防波堤があり、釣り人が多く糸を垂れていました。友８RD
が海を見に行くと言うので、革のレーシングスーツがやや暑かったですが付いていきまし
た。友18Ｌは以前よく海釣りをしていたので会話のネタには事欠きません。約１時間休憩。

定番コースの岬までは行かずに右へ折れ、半島北の内湾側へ回りました。ここには旧い国道
の跡が海岸沿いに今でも残っていて、ちょっとした穴場になっています。友２人は「どうし
てこんな所へ？」と意外そうな顔をしましたが、バイクを降りて海を眺めている内にすっか
り寛いでいた様です。私にとっても故郷の東京湾が思い出されるお気に入りの所なのです。

友18Ｌ（左）は大学入学時から彼此40年、友８RD（右）は飲食店勤務時から約15年の付き
合いになります。彼らが顔を合わせたのは約３年前の夏のツーリングが初めてでそれきりで
したが、不思議と気が合う様なので私が余計な気遣いをしなくて済みます。この後、少し走
った先にある喫茶店で昼食にしました。先月バイクで訪れた1980年代オープンのお店です。

３人が注文したホットサンド。コーヒー等の飲み物とミニパフェが付いて¥720です。一見、
昼食には物足りないかの様に見えますが、友と語らいながらゆっくり頂くと空腹を忘れるに
は充分なボリュームでした。そういえば、友８RDに生まれを尋ねたらこのお店と同じ1985
年でした。友18Ｌが新卒で就職し、私が大学を留年した年に彼は赤ちゃんだったのですね。

友２人と国道で流れ解散の後、午後２時半に無事帰宅。帰宅した後は必ず友にメールをしま
す。無事だった今日のお礼と次回への誘いです。２人の返信の文面から、楽しんでくれたと
思われる気持ちが伝わって来ました。私の企画によって友が楽しい一時を過ごしてくれた事
が分かるととても嬉しいです。友と親交を深めるのに、スピードとか時間は関係ないですね。

【昨日の行動】

濡れた路面でバイクがやや汚れたので念入りに手入れをしている内に、結局外装ほとんどに
ワックス掛けしてしまいました。乾燥して過ごしやすい午後、時を気にせずに手入れをする
のは実に心地良く好きな時間です。バイクや車の手入れの後は庭の管理をするのがルーティ
ンになっています。芝刈りに夢中になり、辺りが暗くなる18時半までやってしまいました。

【目覚めの言葉】

江戸時代に「養生訓」を著した事で知られる学者・貝原益軒が弟子と共に渡し船で川を越え
た時の事。同乗した舟客の中にいた1人の青年が他の客を前にして論語や詩経などの古典に
ついて得意気に語っていました。しかしその内容は弟子が聞いていても誤りだらけと分かる
ほどの知ったかぶりでした。しかし益軒先生は、微笑んだまま黙って聞いていたそうです。