一階屋根北西角破損部分 修繕作業詳細
腐食を数年間放置していたので板がバリバリに割れて垂れ下がっていました。
まずそれを除去して破損部分を塞ぐのに必要な板の寸法を測りました。(375 × 375mm)
板をなるべく簡易に取り付けられる様、板にL型金具を付ける事にします。
アルミ薄板の廃材を適当に切り、ボール盤で穴を開けておきます。
貼り付けるベニヤ板の二辺にアルミ金具をリベットで留めます。
このアルミ廃材は厚さ1㎜以下なので、L型に曲げるのは容易です。
施工場所(地上3メートル以上)に登っても簡単に修正する事が出来ます。
湿気や雨水になるべく耐えられる様、裏表に塗装をしておきます。
この水性塗料は速乾性で、塗ってから少し経てば手にはベタつかなくなります。
板を破損部に宛てがい、金具の穴の所をキリで揉んでからクギやネジで留めていきます。
クギとネジの在庫数がギリギリでしたが、使い切ったところで完了しました。
金具の大きさはマチマチです。機能さえ満たせば、見た目はどうでも良いので。
横の隙間(左高さ55×右高さ72×横幅350mm)は少し厚いベニヤ板を寸法通りに切って取り付けました。
物置の屋根に登ってやっと手が届く位置なので、普段使わない筋肉を使います。結構疲れます。
最後に、板の隙間にコーキング材を詰めて、仕上げ塗装を行って完了しました。
これで数年間は保つと思います。自己責任ですから、プロ並みの仕上げは必要ありません。
もしこの屋根の修繕を業者に頼むと、こういう簡易な方法では直してくれません。
なんだかんだと言って、正規の修理方法で施工しようとします。
つまり、元の状態に戻そうとするのです。結果、たったこれだけの面積の修理に何万円も取られます。
見た目は悪くても、費用を掛けずに何年か保つなら自分で直してしまった方が良いです。
時間はないがお金はある。そういう人は業者に頼めば良いでしょう。
私は逆で、お金はありませんが時間はいくらでもあります。作ったり直したりの経験も積んでいます。
品のないリフォーム業者にぼったくられるくらいなら、多少寒い思いはしても自分で知恵を絞って直します。