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昨日の行動(バイク部品製作、西方へ試運転など)

【骨董品の意味と扱い】

居間に掛けてある古いゼンマイ時計。物心付いた頃には実家にありましたから、昭和30年代
の代物に違いありません。高校生の頃には既に時を刻む機能を失い、2階の勉強部屋の飾り
物になっていました。数年前、実家を解体する際にステレオコンポやレコードなどと共に現
在の家へ持ってきたのです。時計としてでなく、単なるノスタルジーに浸る飾り物として。

この骨董品に正確な時を刻む機能など求めてはいませんし必要とも思いません。腕の立つ時
計職人を探し出して依頼すれば相応の結果は得られるでしょうが、その為にどれ程の対価が
必要になるでしょうか。では自分がその技を習得して直しますか。骨董品にそれほどの熱意
とエネルギーを費やす価値などないでしょう。そう、バイクも車も家も、この私の体にも。




【マフラー後部ブラケットの製作・取付】

マフラーとステーを繋ぐブラケットを兼ねていたフットレストを外してしまったので、その
代わりになるブラケットをアルミ板で製作します。フットレストを付ける訳ではないですか
ら同等の強度は不要です。アルミ端材の在庫箱をひっくり返して適した物を探した所、2ミ
リ厚でギリギリの大きさのが2枚見つかりました。これでまた新規購入しなくて済みます。


まず、アルミ板の上にフットレストを押し当て、マーカーで輪郭と穴位置を写し取ります。
外郭は正にギリギリでした。次に4箇所の穴位置にポンチを打ってからボール盤で穴開けし
ます。ポンチを正確に打つのは意外と難しく、視力が落ちた事も手伝って最近はよくズレる
様になりました。ポンチがズレると、ドリルの中心は必ずそれに倣ってズレてしまいます。


バカ穴3箇所(Φ8.5)はドリルの切削抵抗が少ないので材料を指で押さえて加工出来ます
が、中心にホールソーで開ける軽め孔(Φ20)は食い付き力が強く、指で押さえるのは危険
です。そこで、先に開けてあるバカ穴2箇所を利用してボール盤側にボルトとナットで固定
してから加工しました。これを「段取り」と言います。段取りが安全と高品質を生みます。


外郭は金切りバサミでカットしてしまいました。今まで2ミリ以上のアルミ板はそれが当た
り前の様に金ノコで切っていましたが、金ノコは騒音を発します。そこで試しに金切りバサ
ミを当てた所、まるでプレスの破断面の様に切れてしまいました。それなりに力とコツは要
りますが、金ノコで切るより楽ですし切った後の仕上げも早くなります。で、磨いて完成。


磨きは粗めのペーパーで横方向に擦っただけでバフは掛けませんでした。打痕も付いてます
し、バフで磨いても仕上がりは知れてます。こうして取り付けてみると、ヘアライン加工の
アルマイト処理風、に見えなくもないです。マフラー側のブラケットの角が少し見えている
のが残念です。ここを見ずに、フットレスト側のブラケット形状を頼りにしたばかりに… 🤦‍♂


少し離れて見れば多少の形状の不備など気にはなりません。それなりに付いています。下の
ボルト2本による固定だけでも充分な気もしますが、車体側ステーからスペーサーを介して
外側に張り出した状態なので、この三角形のブラケットで吊る形にしておけば強度的には安
心出来ます。アルミ地肌であまり目立つ様なら、また外した時に黒く塗れば良いでしょう。


こちらは右側なのですが、車体側ステーのネジ穴がマフラー側と直角になっていません。で
すから元のフットレストを付けていた時はかなり無理をしてボルトを締めていた事になりま
す。しかし今回取り付けたブラケットはアルミなので、ボルトを締め込むとそれに倣ってブ
ラケットが曲がってくれました。何が何でも強ければ良い訳ではない、その良い例ですね。




【お昼はツーリング用に作った弁当】

今日は午前中からツーリングに出掛けて、何処か日当たりと見晴らしの良い所で弁当を食べ
る予定でした。しかし風が強くて寒く、曇っていたのでツーリングをやめました。だから作
業後のお昼ごはんはその弁当です。葉蘭に包んだゴマ塩ご飯は本当に美味しいです。時間が
経っているのに、ご飯の風味が全く損なわれていません。葉蘭の防腐効果は想像以上です。




【午後3時から西方へ試運転】

オレンジロードで、独逸の会社が作った全然ミニじゃない糞ミニに煽られた後、国一右折し
てローソソでコーヒーブレイクしました。風が強く、写真を撮る時にカップを地面に置くと
飛ばされそうです。風の影響を受けない様に、前輪と輪留めに当てて置きました。少しして
トヨタ86のカップルが隣に停まりました。助手席のドアが開くと、芳香剤がプンプンです。


西日を浴びながら国1を往く車列を眺めます。終日在宅の日が増えて日光浴する時間が減っ
ていますから良い機会になりました。ツーリングのバイクも結構通過します。ローソソの
100円コーヒーは何だか薬品みたいな香りがして不味かったです。まあ、初めから味など期
待していません。休憩して、ちょっとコーヒーでも啜りたかっただけなので良いんですよ。


往きはバイパスでしたが帰りは国1です。左に吉田城の鉄櫓を眺めながら吉田大橋を渡り、
西八町の信号待ちに掛かるとこの街に帰ってきた実感が湧いて好きです。あの思い出すのも
躊躇われる忌まわしい徹夜勤務、その明けの朝の清々しさの記憶が蘇ります。古めかしい空
冷2サイクルエンジンのアイドリング音に浸っていれば、信号待ちの間も退屈はしません。


空がまだ明るい内に帰宅しました。車庫の気温は21℃。結構冷えています。レーシングスー
ツの下に長袖のシャツを着ていって良かったです。距離を写しておこうとメーターを覗き込
むと針が法定速度ピッタリを差したまま止まっていました。近頃止まったり余計に上がった
り、速度計が逝かれている様ですが修理はしません。距離はまあまあ正確みたいですから!




【昨日の行動】

午後3時から2時間弱ライドでしたが、良い息抜きになりました。秋本番を実感しました。




【目覚めの言葉】

車やバイクの趣味が高じた人たちは往々にしてシャッター付きのガレージを持ちたがりま
す。しかしそれを実現した後に陥り易いのはガレージが物置と化してしまう事です。6畳ほ
どの車庫なのにバイク1台分の整備スペースすらない例も少なからず見ました。そうはした
くないので敢えてオープンタイプのカーポートにしました。車とバイク以外は棚1つだけ!

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